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Crystal Tellerとは、石のストーリーテラー(物語を語る人)」のこと.Tianスタッフが石を語る!新着の石、注目の石、その他石にまつわる様々なストーリーをお届けします♪


by bon--voyage
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春分の石・リビアンガラス

HPにも告知をしたばかりの『春分ブレスレット』。

昨年の春分ブレスをオーダーされた方で変化を体験された方のお話が

いくつかこちらにいただいてます。



やはり、春というスタートに合わせて、『来年の春分まで』という目標が

あると、日々の生活の中で本人はすっかり忘れていても、自分の心や意識

が常に焦点を合わせていられるのかもしれません。



楽しいことや、痛い経験や、また乗り越えることが現実に起こっても、春分

に作ったブレスがあれば、その姿を見ることで気持ちが春に決めた原点に

戻ることができます。



Tianが注目している石の中に『リビアンガラス』、『シュンガイト』そして

『メテオライト』の組み合わせがあります。今年の春分ブレスはこの石たち

を使って作るオーダーブレスです。



今日は、その中の『リビアンガラス』のお話をしていきます。


春分の石・リビアンガラス_e0139012_19475033.jpg

約2900万年前にリビア砂漠でできたと言われるこの天然のガラス。

皆さんもご存知のように、隕石の熱と衝撃で砂漠の砂のケイ素 (水晶と同じ成分)

が溶けて固まったもの、というお話は有名ですよね。



でも、その隕石がリビアンガラスのある場所に落ちた跡がない!それは、なぜ?

最近の調査結果では、隕石が地球に衝突した時でなく、衝突する寸前に空中で爆発

し、その熱でケイ素が溶けたと結果がでたようです。

なので、テクタイトとは呼ばず、正確には『インパクト・ガラス』と呼ぶそうです。
春分の石・リビアンガラス_e0139012_17113049.jpg


リビアンガラスは、98%がケイ素なので世界で最も純粋な自然のガラスということ。

サハラ砂漠のこのエリアに散らばっているリビアンガラスは、なんと1400トン以上

と推定されるそう。 大きなものはフットボール・サイズのものがゴロリンとサハラ砂漠に

横たわっているそうで、その重さなんと25kg!

ここが、細かい破片でしか見つからないモルダバイトのように、隕石が地表に衝突して

できた天然ガラスとの差でしょうか。

春分の石・リビアンガラス_e0139012_17122324.jpg


ただ、最近、エジプト政府が国外の持ち出しを禁止して、採取される場所から何箇所

も検問所が設置され、かなり厳しく取り締まっている様子。

なので、1400トンあってもこれから私たちの元にやってくるものは、すでにディーラー

が過去に購入していたもの、ということになりそうですよ。
春分の石・リビアンガラス_e0139012_17135630.jpg


隕石のインパクトが起こった瞬間、その場の温度は1700度Cまで達したとされ、これは

同じく天然のガラスであるオブシディアンが作られる時の温度より500度も高いことに

なります!




高温で真っ赤に熱せられた状態で急激に冷やされるわけだけど、現代のハイテクで

人工的に作るガラスだとこの条件では粉々になってしまうのに、リビアンガラスの場合

は形が残っている。これが科学者にとって謎の一つらしいです。




リビアンガラスの成分である『ケイ素』は、先ほども書いたように「水晶」を作っているのと

同じ元素です。

ケイ素って、地球のすべての生命体の魂の基礎となるものだと、私は受けとっています。

そのピュアーなベースに、いろいろな意識や思考、感情などが交じり合うことでできてい

るのが、私たち人間。



そのベースというか『地球の魂の母体』であるケイ素に、私たち地球の生命でない意識

や思考、情報が交差している、それも「まずメールで少しづつお近づきになって」、とか

「友達の紹介を通して」などのユルやかなものでなく、ある時突如もの凄い勢いでドアが

開いたと思ったら、家の中に飛び込まれて、全く理解のできない知性と経験したことの

ない方法を伝授された、みたいな。(笑)



訪問のやり方としてはどうかと思われるが(笑)、持ち込まれたものは私たちの知性

を超えた情報、ものの見え方だったわけで、逆に言えば理解の枠を超えたものだから

こそ、突発的なやり方で私たちの思考を180度変容させる必要もあったのかも。




1930年には冥王星が発見されているのだけど、この年代から原子の構成がドンドン

解明されたり、科学が躍進的に伸びていくんですよね。


無意識ながらリビアンガラスの発見によって私たち人類の脳の働きが活性化されて

いたのかもしれませんね。



そうそう、リビアンガラスの中にたまに白い小さな玉が入っているものがありますよね。

あれは、クリストバライト (cristobalite) と呼ばれる二酸化ケイ素 の結晶。

一番高い温度で結晶する高温水晶なので、私的には『あの地球外の知性との融合を

見取った生き証人』の意識が残っているみたいに思えてしまいます。
春分の石・リビアンガラス_e0139012_19423986.jpg



こんなストーリーやバックグラウンドのあるリビアンガラスは、あなたにとってどのような

働きをしてくれるのでしょう? この石を1年間身につけることで自分の何が変わってい

けるでしょうか?
by bon--voyage | 2010-02-26 20:01